ご夫婦「二人のための」住まいリノベーション

台風が近づいているようですね。

もう雨の降り始めている地域もあるかと思いますが
お出かけ、お帰りの際はお気をつけて…

さて、先日リノベーションが完成したK様邸に久しぶりにお伺いしました。
完成後のお写真を撮らせて頂くためです。

工事中は足しげく通ったK様邸も、お引渡しが終わった瞬間にお客様のもとへ戻り
新たな家具と共に生活がはじまったK様邸は、まるで初めてお邪魔するお宅のよう…
ちょっとドキドキしながらお邪魔しました。


                 


前回からの続きとなりますが、自立心のあるお子様が巣立ってゆき
夫婦お二人になられたK様がご相談にいらしたのはちょうど1年前でした。

「今夜何を食べようか」と毎日のように話し合うとおっしゃっていたK様。
きっとK様にとって食事は「お腹を満たす」ものではなく、お酒と会話とが
セットになった人生の楽しみそのもの。
もちろん釣りがご趣味のご主人さまも頻繁にキッチンに立たれます。

そんなご夫妻にとって既存のキッチンはいくつかご不満がありました。
4_201708071540181c5.jpg

5_20170807154124f88.jpg
小さな小窓だけでリビングとつながったキッチンは、お二人で立つには狭く
食事をゆっくりと作りながら食べるようなスタイルには不向きでした。
そこで…



リビングに開いたキッチンにリニューアル!
024.jpg


キッチン背面の通路の巾は広々95㎝。
15㎝大きくなったキッチンは、コンロとシンクの間の作業スペースにお二人が
立てるとのこと!奥からも出入りでき、回遊できるのも便利です。
032-2_20170807154956eb2.jpg


そしてお気づきでしょうか?
通常食洗機か収納になっている部分が、ゴミ箱スペースとしてOPENに。
スリムタイプのゴミ箱を探してぴったりと収まっています。
033_20170807163943ee7.jpg



キッチンに立てば見えてくるのはこんな風景。
009_20170807154849314.jpg
朝の忙しい時間、台所に居ながら天気予報が見られたり、リビングに居る人との
会話も途切れません。


ダイニングスペース。
お手持ちの家具と新調されたダイニング家具がすでに馴染んでしっとりと
納まっていました。
悩んで決められたペンダントライトは北欧の名作、ルイスポールセンのトルボー。
この大きさ、明るさ、質感のほど良さ、そしてさりげなさ。素敵です!
022_201708071549529dc.jpg


照明といえば、K様邸はリビングとダイニングに間接照明を設けています。
リビングのコーニス照明は、アクセントの珪藻土に陰影をもたらします。
010_2017080717575291e.jpg



お次は水廻り
7_20170807165740567.jpg

8_2017080716574292c.jpg

9_20170807165743bbf.jpg
まだまだ使える設備ではありました。
でも収納の少なさを改善したり、トイレの中に手洗いを設けたり
このタイミングでないと出来ないことを叶えました。


洗面化粧台は配置を替えて、手前に。
トール収納ができたおかげで、置いていた籐家具が不要になりました。
062-2.jpg


その籐家具で使っていた引出しはこの棚で再利用されているそうです!
吊戸にして隠すのもひとつですが、こんな風にカゴなどを上手に使って
収納するとかえってアクセントになって素敵です。
右側に見えている小さなくぼみは洗剤置き場に。
065.jpg


トイレも同じくOPEN棚収納としました。
ちょっと見切れてしまっていますが、左側に手洗いがついたことで
便器はタンクレスに。空間も少し幅をひろげてゆったりです。
072.jpg





そして玄関。
12_20170807171344979.jpg


タタキを少し広げたことで…
019_201708071716200e0.jpg

入った時の印象が変わりました。ほんの20㎝、でも大きい!
ゴルフバックを持っての出入りも楽になったとおっしゃっていました。
025_20170807171621c52.jpg



そして…
K様邸は名前のない贅沢な「空間」があります。
あえて名づけるなら「通路」。
人によってはもったいなく思い、収納を造りたいとおっしゃるかも知れません。
通路を狭くしていいから他の部屋を広くとおっしゃるかも知れません。


でも…
018_20170807172150bb5.jpg


019_20170807172354a0b.jpg


016_201708071723521e9.jpg

この一見無駄のような空間の豊かなこと。
K様も「ここを広げて良かった」とおっしゃっていました。


K様邸がこのような空間を手に入れられたのは、もともとのお部屋が
特別広いから、というわけではありません。
77㎡は、元3LDKファミリータイプのお部屋としてはやや大きめかも知れませんが
ベーシックなサイズです。

でも、K様はご夫婦二人となった生活をよくよく考え、将来を見据え、
そして潔く決断されたのです。

「もしゲストが泊まりにきたら」
「もし子供が里帰りをしたら」

「もし」に備えたら、ものは減らせません。
よそのお宅と合わせても減らせません。

でも、K様は家を「ご自身たち二人のための仕様にする」ことに
はじめから最後までブレがありませんでした。
「もし」の空間がないと、こんな風に余白が出来るんですね。

そして、「もし」の時が来ても実は色々な方法でカバーできるんですよね。

1年を超える長いおつきあいの中で、何度もK様の「潔さ」に触れ、
私自身も勉強になりました。

撮影のあとにダイニングでお茶を頂いていたときに
「家が出来てから気づいたら、あそこに食べに行きたいね、と
言っていたところに全然行っていなくて、外食していないことに気づいたんです」
とおっしゃっていました。

お忙しかったこともあるかと思いますが、心地良い空間になって
毎日の食事を、時間を楽しんで頂けているのなら、こんなに嬉しいことはありません。

K様、新たな暮らしをこれからも楽しく美味しくお過ごし下さい。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!


夏季休業のお知らせ


誠に勝手ながら8月11日(金)から16日(水)を夏季休業とさせていただきます。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます



Naomi.A

続きを読む
17:49 | マンションリノベーション | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

収納セミナーと完成見学会

このたびの九州北部での豪雨災害により、大きな被害を受けられた皆さまに
心よりお見舞い申し上げます。

こちらは夏本番の暑さが続いています。
皆さまも熱中症には気をつけてくださいね。

           

マスターアートでは、2週連続でイベントが行なわれました。

8日(土)はすっかり恒例となったヒバリ舎さんによる収納セミナーでした。
8479C799-18DD-4EA4-B6C6-14AB15D005B0.jpg

今回も皆さま和気あいあいと、でも真剣にお話を聞いてらっしゃいました。
ワークショップ形式でひとりずつ答えを考えてみたり…
E7EC04A3-CA08-41DE-8B20-2F7F30757E3A.jpg

まだ小さなお子さんのいるご家庭、ご両親亡きあとの物を引き継いだご家庭
どのような世代の方にも等しくふりかかる「モノ」との付き合い方…

私も毎回発見があります。
今回あらためて感じたことは、「家にゴールはない」ということ。

家を買ったり造った時、ついそこをゴールのように思って、ライフスタイルの変化が
あったにも関わらず家に自分を合わせて不便さを感じてしまう。

でも子供が乳幼児と小学生では違うし、中高生でもまた違う。
自分自身も足腰に変化がでてきたり、視力が変わってきたり。
それに合わせて住まいは変化させていく必要があるんですよね。

その時その時で臨機応変に変えやすい住まいをご提案したいな…と思います。

内山先生、今回もたくさんの気づきをありがとうございました!

           

そしてそして、その前週はK様邸の完成見学会でした。

お引越し前の忙しいスケジュールの中、ご好意により見学会を開催させて
頂けたこと本当に感謝申し上げます。

奥様ご自身がリフォーム会社を選ぶときに、ホームページの事例であったり
内覧会であったりが本当に参考になるものなのよ、とおっしゃって頂きました。

そのお言葉通り、同じマンション内のみの限定見学会でしたが実に多くの
お客様がお越し下さいました!
IMG_4639.jpg

IMG_4641.jpg


K様邸は西武線の駅から徒歩3分ほど、築浅と言っても通るほどきれいな
築17年のマンションで管理もとてもしっかりされています。
私たちも工事中は管理人さま、管理会社さまとコミュニケーションをこまめに
取りながら工事を進めてきました。

リノベーションのBefore&Afterは…
長くなってしまいそうですので、次回のブログにて!!


Naomi.A
11:01 | マンションリノベーション | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

リノベーションのタイミング、「今」は人それぞれ

唐突ですが、われわれリノベーション工事のお声がけをいただくタイミングとしては

①結婚、出産、進学などのタイミングでマンションを購入されるとき
②おなじタイミングで、住んでいるマンションに手を入れられるとき
③お子様が巣立ったあと

がきっかけベスト3といったところでしょうか。

①の場合は新たに購入されたお部屋の分、ダブルで住居費がかかりますので
出来るだけスピーディに計画を進めることが大切になってきます。
また新学期に合わせて…というようなリミットもありがちです。

それに比べて③は時間的な制限は少ないものの、「今やろう!」という
きっかけが掴めないまま月日が過ぎていってしまう…
という方も多いと思います。

設備が老朽化してどこかに不具合が発生し、「今やらねば」となるまでは
なかなか腰が上がりませんよね。



只今リノベーションをさせて頂いているK様とはじめてお会いしたのは昨年の7月。
とても若々しいご夫妻でしたので
「子供が巣立ったあとの家を『二人住まい』向けにリノベーションしたい」
とお聞きしたときには驚いたものです。

リノベーションするにはまだ新しい築17年のマンション。
でも、あと10年たったら?そしてその頃の自分たちの暮らしは?
K様は真摯に考えられたのだろうと思います。

お若いからこそ、長いこれからの「二人の生活」が中心となる住まいに
リニューアルする。タイミングは「今」だったのだと思います。

食べること、飲むこと、語らうことがお好きなK様ご夫妻なので
キッチンを暮らしの中心に据えて、和室をリビングに取り込むリノベーションです。




83D1B023-B448-4743-AB4C-416DDF45E76A_20170609111107c64.jpg

ちょうど解体工事のときに現場にご主人様がいらっしゃいました。
まっさらになったご自宅をご覧になり、色々な思いが巡ったことと思います。



B3220B07-73D6-4BD9-88B0-A1B951FCEC44.jpg IMG_0276_20170608174023b5d.jpg

F67E6FA2-62F1-4C63-9811-D01AD4786DBE.jpg IMG_0438.jpg


ご満足いただけるお宅になるよう、一同最後まで頑張らせていただきます!



Naomi.A


   


17:03 | マンションリノベーション | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

家族が主役!パン屋さんのリノベーション2

新緑がみずみずしいですね!

わが家はGWに宮ヶ瀬湖というところに出かけました。
毎年のことながらマイナーな場所狙い(宮ヶ瀬の皆さん失礼します)で
でかけたのですが、バッタリ知人に会って一緒に遊んだりして、
楽しく過ごしました。

さて、今年のGWは家のことをするのが楽しみ、とおっしゃっていたN様邸の
ご紹介、後半です。

         

題名にあるように、じつはN様の奥様はパン屋を営まれています。
吉祥寺周辺のいくつかのカフェで買うことができますし、パンを介した
人気イベントも主催されています。
(我々も何度となくパンを頂いてしまいましたが、みっしりして満足感のある
美味しいパンなんです~!)

そんなN様邸ですので、キッチンには様々なご要望がありました。

★パンを捏ねる大きな台(数人でかこめるように)を設置
★オーブン、冷凍庫置き場の確保
★小麦粉(25kgを5~6袋)のストックする場所

そのほかに通常の家庭用冷蔵庫、電子レンジ、ゴミ箱などが必要になります。

BEFORE
既存はコンパクトな1800サイズ。キッチン内に洗濯機置き場がありました
060_20170511132220d14.jpg

038.jpg

そして写真では分かりにくいのですが、こちらのマンションはリビングに対して45度
斜めにキッチンが配置されているので、室内に三角形ができるというネックが!

空間をムダなく使うためにオーダーキッチンにする方法はあるのですが
コストや春に新生活を始められるように工期を考えたとき
既製品と造作とを組み合わせる 方法を選びました。


AFTER
008.jpg

リビングに対して45度傾いたキッチンと平行に、ステンレス天板の
大きな造作の作業台をもうけました。
右側に見えている棚がオーブン置き場。
下はお手持ちのゴミ箱が入るように高さを設定しています。


キッチン側から見たところ。
作業台はあえてOPEN収納に。手前は内部にコンセントをもうけたので
電子レンジ置き場として使えます。
009_2017051114054450d.jpg


そして、中央には頑丈なワゴンが仕込まれています!
ここに小麦粉がストックされます。
011_201705111350384e1.jpg


キッチンの奥から振り返ると…
こちらに冷凍庫置き場。上部も可動棚にして活用します。
012.jpg


さて今回のキッチンはクリナップ製。
ナチュラルな面材が無垢床とも違和感なく共存しています。
シンク上はたくさんお使いになるザルやボウルをぬれたまま置けるよう
プルダウン式の水切り棚に。
170.jpg


キッチンを既製品にすることでコストを抑え、造作工事で変形の空間を
吸収します。コンロ脇に台形の棚を造りました。
166.jpg


今回も各職人さん方が腕をふるってくれました。
26.jpg 
599B20A8-36DE-4569-B3A9-6454194A91D2.jpg


中でも圧巻はこちら…
難しい家具、見事にぴったり組みあがりました。
木という素材の持つ柔軟性にもあらためて感慨をうけました!
29_20170511144127ea7.jpg 801B5219-3600-4A8E-9969-77F5AE291C44_20170511144129c8b.jpg
F1DD7F01-A227-41A7-8CF4-D25F4B1269EE.jpg 04760253-845D-4E90-925D-413065B14278.jpg


こんな場合にわたしたちが使う『造作』とは、既製品や、家具屋さんが
寸法通りにオーダーで製作したものを納めるのではなく
『大工さんが現場にあわせてその場で造って組む』ことを指します。

前者にくらべてローコストで出来るのが魅力ですが、今回のN様邸では
変形だったこともあり、精巧にできています。

         

と、このように我々にとっても思い入れのあるキッチン。
当初この記事の題名を「キッチンが主役…」としようと思ったのですが、
変えました。

なぜなら、N様にとってキッチンはきっと大事な場所ではあるけれど
お風呂や、洗面や、空間や、素材や、窓の外の風景や、
すべてを構成する好きなもののひとつではないかな、と思ったからです。

完成内覧会に来られた方々のアンテナにかかる場所がいろいろだったように
ご家族ひとりひとりのお気に入りポイントはそれぞれなはず。

ご主人さまがお引渡しのときにとても嬉しいことをおっしゃっていました。
「以前は仕事で遅くなったとき、子供の写真を見て癒されていたけれど
家を造り始めてからは、出来ていく家の写真をみて『よし!』と
自分を奮いたたせていた」と。
(なのにブログ更新がまばらですみませんでした~っ!)

このGWには家をカスタマイズするのが楽しみとおっしゃっていたN様。
ここから家具が入り、本棚がいっぱになり、パンやコーヒーの香りがして
そして本当に世界にひとつのN様邸になっていくのが楽しみです。

やっぱり、『主役は家族』です!


N様、今回は本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!



Naomi.A






15:07 | マンションリノベーション | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

家族が主役! パン屋さんのリノベーション 1

前回リノベーション中ですとお伝えしたN様邸が、先日無事にお引渡しとなりました。

最終日にはご厚意により、完成見学会を開催させていただきました!

同じマンション内のみの開催でしたので広く告知はしなかったのですが
多くのみなさまにお越しいただき、盛況でした。

IMG_4437_20170428115047a8b.jpg


同じマンション内での開催の良さは
「うちと同じ間取りなのにこんな風にもできるのね!」
とビフォー&アフターが頭に描きやすいところです。

ご案内して感じることは、住人の皆さまが反応されるポイントが
本当に十人十色であること。

3LDK⇒2LDKになったことでの「空間」の広がりに着目される方、
水廻りの間取り変更に関心される方、
収納、床材、給湯器まで!

その着目ポイントが、つまりその方の「なんか好き」であったり
「不便!」と感じでいたり、「気になる」…つまり「自分にとって大事なことろ」
なんですよね。

そして…
空間も、間取りも、収納も、素材も
「全部好き」に造ることが出来るのがリノベーションの最大の魅力です。

~~ それではN様邸のビフォー&アフターをご覧下さい ~~


BEFORE
026_20170501093638e54.jpg


AFTER
002_20170501131413f7a.jpg
無垢のフローリング、塗装仕上げの壁と天井




BEFORE
009_201705010936410bb.jpg


AFTER
015_2017050110030286b.jpg
入り口のドアをあえて取りはらい、視界が開けた玄関




BEFORE
029_2017050110070701e.jpg


AFTER
017_20170501100749408.jpg
和室は既存を利用しつつ、木部を濃い色に着色、壁は珪藻土で白く

9_201705011318008e1.jpg
奥には家具を置けるよう一部に床を造りました。




BEFORE
042_20170501101019d4d.jpg


AFTER
014_20170501101209103.jpg
浴室も大切な時間をすごす場所。
洗面化粧台はお手持ちの鏡を組み合わせて造作しました。

013.jpg
キッチンにあった洗濯機はこちらに移動。




BEFORE
041_20170501102129119.jpg


AFTER
023.jpg
選ばれたクロスやアクセサリーで雰囲気ががらりと変わりました。




BEFORE
014 (2)

AFTER
005_2017050110361971d.jpg
そして、このリビングの壁一面の本棚。


見学会当日はこんな風にしてお披露目しました!
DSC_0002.jpg




じつは当日の朝、N様ご夫妻がお手持ちの本をディスプレイして下さったんです
本があることで空間が生き、お越しいただいた方にも評判でした!
1_20170501092021e13.jpg


この春からご家族4人、新生活をスタートされたN様。
賃貸や新築購入なども含めた「住まう」様々な形がある中で
家への想い、ご予算、タイミングetc.を自分で選び、叶えることができる
リノベーション。
本当に良い選択をされたな、と手前味噌ながら思ってしまいます。

長くなってしまったので、さらに想いの詰まったキッチンのお話は
次回お届けいたします!



Naomi.A


18:18 | マンションリノベーション | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑